JUNです。
映画イージーライダーを鑑賞しました。この映画は、かれこれもう10回以上は確実に観ています。そのくらい大好きな映画。
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アメリカンニューシネマの傑作でありながら、ロードムービーとしてもこれまた傑作な映画だと思います。
この映画は、ドラッグの売買で富を得た二人の主人公が、自由を求めてバイクで旅に出るという単純な設定なのですが、観るたびに様々な解釈ができてしまう映画でもあり、単純に見えて実は複雑な映画だったりします。
二人の主人公は旅の道中、マリファナやLSDなどのドラッグを好き放題楽しむわけですが、それでは決して心は満たされず、また、そういう好き勝手なことができることが必ずしも自由と呼べるわけではないことも二人は気づいているわけです。
じゃあ自由って何なの?というところになってくるのですが、これもまたいろんな解釈ができるわけで。その解釈は鑑賞する人それぞれに違いがあって然りだと思います。そこを考えるというのも、この映画を鑑賞する醍醐味の一つかと。
僕はこの映画を見るたびに、いつも心を動かされてしまうセリフがあります。そのセリフというのが『人は自由について語る。しかし、実際に自由に生きる人間を見るのは怖いんだ。』というセリフです。
・・・深いです。今も昔も、多くの人が自由になりたい自由になりたいと、自由について語るわけです。今なんかだと、SNSではキラキラした自由人がこれみよがしに自由を見せつけたり、その姿を見て、自分も同じように自由になりたいと感じる人がたくさんいたり。
そうやって、自由というものは多くの人が求める対象なのだと思うのですが、しかし実際に自由を謳歌して生きている人間を見ると、『怪しいことしてお金を稼いでるんじゃないの?』とか、心のどこかでは、うがった見方をしてしまう人も少なくないはずです。
僕自身も思い当たる節があったりして、このセリフを聞くたびに、いろんなことを考えさせられてしまいます。
個人的には、自由には代償がつきものだと思っています。「Freedom is not free」という言葉の通り、自由はタダじゃない。自由を手に入れるためには、何かを犠牲にしたり、代償を払ったりして、その対価として自由というものは得られる。
う〜ん、自分で書いておきながら、着地点が分からなくなってきましたのでこれで終わりにします(笑)
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